本体が縮んでしまった影響なのか、引き出しのすべてが、最後まで閉まらない状態になっていました。
かんなで削って、スムーズに開閉できるようになりました。
風呂の脱衣所に造り付けのタンスがあり、湿気もあってかかなり傷んでいました。
引出の前板は、あちこち化粧板がはがれていたり、はがれかかっていたりしていました。
決定的なのは、左右の側板についている一段一段の引出を支える桟がすり減ったり外れたりして、、まともに引き出せない状態でした。
引出が引き出せなくなってのご依頼でした。
引出を全部抜いて調べてみると、引き出しを支える桟が外れたり壊れたりしていました。
新しい部品を製作して取り付け直し修理完了しました。
ご病気で、手の力が入らないということで、引き出しのつまみを好感してほしいというご希望でした。
両方の側板と底板の接合部が緩んで大きな隙間が空いていました。
調べてみると、あちこちの接合が緩んでいましたが、現場で修理しました。
立派な桐ダンスなのですが、地震で本体の枠が割れて扉が取れてしまっていました。
ほとんど修理跡が目立たないように修理できました。
古くなった箪笥は、引き出しがスムーズに引き出せないことがよくあります。
木の収縮や、曲がりなどでスムーズに引き出せなくなった引き出しも、側板を削ったり、板が曲がって曲面になった底板を削って平面にしたりして修理します。
親の形見の桐ダンスの修理のご依頼でした。
きれいにしなくていいから、使えるようにしてほしいということで、見てみると引き出しの引手の金具や鍵穴の金具などが紛失し、丁番は壊れていました。
壊れた丁番を新しく作ったり、引き出しの金具は手持ちの古い金具から寸法の近いものを探し出して取り付けたりして修理しました。
古く、木の粉を固めた素材でできている側板が、移動しようとしたとき割れてしまったそうです。
それで、側板を丸ごと交換してほしいというご依頼でした。
新しいのを買ったほうが安いですよと言ったのですが、どうしても修理したいということで引き受けました。
側板を取り除いて丸ごと交換しましたので、引き出しがたくさんついているタイプでもあり、引き出しの棚板との接合部もたくさんあり、見た目以上の大変な作業でした。
お母さんの大事な婚礼箪笥の側板が劣化によって剥がれているということで、息子さんからご依頼いただきました。
劣化した化粧板をすべてきれいにはがし、新しい化粧板を貼り付けました。
地震で婚礼箪笥の上部が倒れて、扉が破損してしまったということで、修理のご依頼をいただきました。
婚礼ダンスですが、劣化によって、写真以外もあっちこっちが破損し側板の化粧板の剥がれもありました。
大切にしてきたものなので、直してほしいという依頼があり、一つ一つ根気よく直していきました。
棚板と側板の接合部緩み
側板と棚の接合部が緩んで、左右に開いていました。